暗翳の火床
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〈蒸気都市〉帝都に初めて足を踏み入れた乙女。 そんな彼女は恐るべき〈結社〉の構成員と鉢合わせ、 帝都の地下にひそかに蠢く妄執の炎を目の当たりにする! ※本冊子は分厚いため『宅急便コンパクト』での発送となります。お住まいの地域によりますが、送料込みで最大2500円ほどとなります。かなり割高ですので購入の際はご注意ください!! ※現在は「小説家になろう」「カクヨム」にても掲載しています。 なお、試し読み版となる『「暗翳の火床」試読本』PDF版を無料で頒布しています。サンプル等はそちらをご覧ください。 『「暗翳の火床」試読本』 https://joukitoshi.booth.pm/items/1605237 【諸情報】 頁数:532ページ 版型:文庫判(A6判) 発行日:2019/10/12(『第二十九回文学フリマ東京』初売り) 原案:蒸奇都市倶楽部 著者:シワ(蒸奇都市倶楽部) 挿絵・デザイン:へっぽこタルト 背幅:2.6cm
あらすじ
蒸気機関全盛のこの時代、最もその恩恵に浴した国があった。 都市国家、帝都。 世界で最も蒸気機関が普及したこの国は〈蒸気都市〉とも呼ばれ、多大なる発展と発達を遂げていた。 * いまその帝都に一人の女が降り立った。 蒸気機関の普及せぬ東の地よりこの帝都へ赴任を果たしたのは南海楓。帝都に支部を置く組織の実務員である彼女は後輩の教導のため、世界随一の都市国家へ足を踏み入れたのであった。 初めての帝都では見るもの、聞くもの、経験するもの、なにもかもが新鮮で、地方から出てきた楓は、その煤煙のすさまじさに目まいを覚える。 そんな楓は赴任先へ向かう路地裏にて遭遇してしまう。 仮面を着けた詰襟姿の一味、犯罪組織〈黄金の幻影の結社〉の構成員たちに。 自分はなにか変なことに巻き込まれたのでは。いやな予感を覚えながらも話しかけようとする楓は、いきなり連中に襲いかかられてしまう。 その出来事を影からうかがう特高――特別高度警察隊の目があるとも知らずに。 * 帝都では密やかに人さらいが起きていた。 東部市の人目のつかぬ通りにて、浮浪者が連れ去られているのだという。 だが現場は路地裏、被害者は浮浪者とあって、警察はろくに動きもせぬ。犯行の陰には〈黄金の幻影の結社〉の構成員の姿がちらほら見えるという。 となれば看過していられないのが帝都探偵協会所属の探偵、 わけても坂下探偵とその仲間たちであった。 路地裏で〈結社〉構成員を撃退した彼らは、 先ほどまで襲われていた女性の安否を気遣い接触を図る。 * 坂下探偵は楓が路地裏で見た存在について証言を求める。 すると楓はあれは『地縛霊』ではなかったか、などと言いだして……。 それは一人の男の焦りからはじまった。彼女はただ巻き込まれただけなのだ。むろん、帝都では事件に巻き込まれるなど日常的であるかもしれない。もっとも外国人の彼女にはそれが通用しない。
作品概要
スチームパンク“風”を旗印に活動しております蒸奇都市倶楽部のシリーズ、「〈蒸気都市〉帝都 ~幻影の双貌篇~」の第三弾です。 帝都に赴任してきた南海楓は〈黄金の幻影の結社〉の計画に巻き込まれる。それは彼女の意思とは関係なく、やがて探偵や怪人が表れ、囚われの身に。 本文は18行×40文字、12級。 「暗翳の火床」は当倶楽部過去最大級の文庫判532ページ!! 頒価も最大級の1600円ですが、自信をもってお送りします! ぜひ一度お手に取ってみてください。 表紙・挿絵・カバーデザイン:へっぽこタルト
ご注意
本作は『小説家になろう』および『カクヨム』にWeb版(無料)として掲載しています。 また、本冊子は分厚いため『宅急便コンパクト』での発送となります。 お住まいの地域によりますが、送料込みで最大2500円ほどとなります。かなり割高です。 ご購入の際はよくご検討ください。
シリーズ「幻影の双貌篇」について
BOOTH取り扱い作品にはシリーズ名がついていますが、サークルが同一の作品世界を扱う上での区分上の処置です。作品そのものは続き物ではありません。 ただしシリーズおよび作品舞台が同一という性質上、他の作品に登場した人物や事件の名前が登場します。 シリーズ概要、解説等の詳細は下記のブログ記事をご覧ください。 http://steamengine1901.blog.fc2.com/blog-entry-57.html